ある落水事故報告
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本年X月末頃、今年の5月よりクルーになったA氏が、
本艇で"どの船でも"最も恐れている落水者となってしまいました。
風は約18〜20Kt,波1.5〜2m・・・状況はあまり良くないですね!
乗員は、skipper:私・crew:熟練者1名&A氏・ゲスト多数(11人・定員オーバー)
彼がゲストの為にバウで写真を取り、下側よりコックピットに戻ってくる際、
大きなピッチングに振られてそのまま落水。
彼は、泳ぎは得意なのですが、やはりパニックに陥ったのでしょう、
テレビで見るのと同じ様に、溺れてしまったのです。
すぐにゲストの男1名に見張りをしてもらい、
浮輪、ライジャケを投げ、ジブダウン
すぐに機走にし、風下側より回転しもやいを投下。
溺れてる彼は本当に溺れており、もやいを取れるまで持ちそうにない。
私が海に飛び込み彼の元へ行き、
ライジャケを拾って何とかもやいを取れました。
先に投げた浮輪等はとっくにどこかに流れ、
ライジャケも次から次へとは出て来ないので
ライジャケを拾えるまで私も『死ぬかも』と、本気で思いました。
溺れる者は、藁をもつかむ・・・これは事実でした。
とりあえずは、無事に事なきを得られましたが。
彼はこのあと2時間以上寝たまま動けませんでした。

私たちが未熟であったこともありますが、
万一事故が起きたときにクルー各自が何をどうするか、
落ちた人間は本当に落ち着いていられるか、
もう一度皆様も御検討されるといいと思います。


NONB流落水救助法