<ならではの人生>
”冬ならではの風物詩””冬ならではの珍味”など、日本の言葉は季節ごとの楽しみを鮮やかに表現します。
吹雪が吹きすさぶ凍てつくような寒さ、来る日も来る日も空は鉛色、一日中薄暗いどんより天気、とても辛い季節ですが、
それだからこそスキーもできるし、真っ青の空と真っ白のアルプスの峰峰に感激できる。
夏は夏で灼熱の太陽、寝苦しい熱帯夜、堪らない季節ですが、やはり”夏ならではの風物詩”山も登れるし、ヨットで爽快感を味わえます。
勿論、春は春、秋は秋。なんとそれが、毎日毎日、毎年毎年、繰り返されるのです。素晴らしい風土で生活できて幸せです。
厳しい季節や、辛い季節でも、その時しか味わえない出来事。それが”ならでは”の神髄でしょうか。
人の人生でも、辛い、情けない、なんと不幸なと思える境遇でしか味わえない事柄、その境遇のみに許される”ならでは”な人生。
特徴的な個性は正に”自分ならでは”ですし、被災したり、悲しい思いをしたり、それこそ人それぞれですが、
他人に経験できない”ならではの人生”でしょう。その”ならでは”が自分を成長させ今に至っているのです。
大いに威張って、思い切り満喫したいものです。
ふと、’冬ならでは’の言葉からこんな事を思いました。2017.1.29