<青春18切符の薦め>
“青春18切符”とは、当然若者の旅をサポートするサービスが狙いと思いますが、第2の人生を楽しむ我々も有効に利用させて貰いましょう。
先日、機会があり一人で実家に帰ることになりました。車を利用するのが当然のように思っていましたが、
一人であること、お盆で道路の大渋滞が予想されること、から電車の利用も視野に入れてみました。
でも、電車も混雑と大きな出費のリスクは大きいです。
”時間が限りなくあり、お金が限りなく無い“年金生活者は、時間を掛けてでも各駅停車を乗り継いで費用を掛けないで済ませる選択もあります。
出かける行程での運賃が青春18切符の料金@11、500に近ければ、その旅程だけで元が取れ、それ以外に残り3回分の追加旅行が可能になります。
つまり、青春18切符とは5日間(5回)JR全線の普通車に乗り放題という機能があります。
上の例でいけば、帰省の往復で2日間使用するので、あと3回利用出来ることになります。
鈍行で大宮から高崎へ、高崎で水上行きに乗り換えて、水上で長岡行に乗り換えて、六日町で直江津行に乗り換えて、直江津まで。
新幹線を利用すれば3時間~4時間で優雅な旅ができますが、みっちり7時間を掛けて目的地に到着です。
乗り換えの不便はありますが、電車の環境が都度変わること、椅子も変わり姿勢も変わることから、
“長時間の座りでお尻が痛くてたまらない”問題の発生はありません。
要は、各駅停車でも何の不自由も無いという事です、要件とならない所要時間が掛かることを除けば。
更にメリットとして、鈍行は周りの景色をゆっくり堪能できるという事です。当然、我々世代は蒸気機関車の環境を少し経験しています。
つまり、特急や新幹線の無い、精々夜行急行で長距離移動する時代を経験している訳です。
或いは道路は高速道路も殆どなく、どこへ行くにも国道#号線やその裏道を何時間もかけて目的地を行き来した経験者です。
私の場合は、スキーが楽しみで毎週のように上越方面、信越方面、八方方面へ、夜行電車やマイカーで長い長い時間を掛けて、毎年毎年通いました。
お蔭で道路も景色も街並みも良く記憶しました。
今回、その上越線を鈍行でゆっくり巡るという事です。40年も過ぎていますが、駅名や町名思い出が蘇ります、懐かしく景色を見まわして飽きることがありません。
各駅停車の旅の良さは車窓の楽しみ!のように思いました。
今回はコースが馴染みの方面で、思い出のレビューができましたが、初めての所も恐らく新鮮に経験できると思います。
今の交通環境では普通車の需要は殆どなく、お客さんも少なくのんびり乗れるだろうと期待して、それもお盆の最盛期に利用しましたが、観光地への行楽客はいましたが、
始発乗車が出来た為か、座席は常にキープができ、ゆったり旅ができました。
如何でしょうか?各駅停車の旅、それを更に格安で、頑張れば1万円の切符が2倍にも生かせる“青春18切符”を活用して見ませんか?