<コロナウィールスが気付かさせてくれたもの> 

”結局のところ、世界中なんの対策も打てない”

ダイヤモンドプリンセス号での感染が叫ばれて、3か月。インフルエンザより軽症とか他人事のように思われていたが、今や国内で感染者8000人、死者120人。
医療の英知を集め、政府・自治体総出で対策するのは、”3密の抑止”のみ。高度な科学の進歩、経済の高成長で怖いもの無しのような現代で全精力をかけても対応に苦慮している。
高度なグローバル化のおかげで、世界中隈なく感染が行き渡り、180万人感染12万人死亡とか。
 昨今の気象変動で地球温暖化が起因となる風水害、環境破壊。大規模地震によるインフラ破壊、脆弱な原子力発電システムへの破壊で放射能汚染。
自然の成せる業を世界中で幾度となく経験し、その備えや如何にあるべきか?への意識は万人が持つものであるが、その対応は全く不十分で懲りていない。
片や、科学技術は幾多の発明や発展が人類の生活に著しい便利さや豊かさを与えてくれており、それが経済活動に直接的に効果をもたらし、高度経済成長を成し遂げている。
多大な恩恵がある一方、進歩・発展のベクトルが豊かさ追及に偏り、先ほどの自然災害や感染症対策への取り組みがお座なりにされていたのは間違いなさそうだ。

恐らく、コロナウィールスはそんな人類にお仕置きと警告を与えてくれているのだろう。

2020.4.15 記



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