<病は気から> 

池江璃花子が難病から見事に復活し、東京2020に水泳代表で参加することになった。 オリンピック代表は兎も角、2年間も辛い闘病生活で元気に回復できたことの大きな要因は、回復への強い意志が体中の臓器、
器官、細胞にいたるまで染み渉らせ、病魔を圧倒し健康を取り戻すことができたことであると信じる。
 強い意志と心意気が全ての病を治せるとは言えないが、少なくとも弱い意志としょげ返っていては、決して病魔に打ち勝つ事は出来ないといえる。
宇宙飛行士が宇宙ステーションで滞在すると、地上に戻って立ち上がれないほど足腰の機能が衰えてしまったり、暫く病気療養すると体力が衰えてしまったり、
痩せ細ったりする。逆に、運動や学習など物事を集中的に行うことによって、体の強さや機能、能力が向上し、遺伝子へも影響し進化したりする。
人間を構成している器官や細胞などは、人間の意思による思考や動作を検知し自律機能が勝手にその方向に導くような能力を持っているようだ。
 従って、強い意志を持てば体が勝手に強い意志を達成できるような方向に動き、弱い意志に対しては体がそれに準じた自律機能を示し、
心に応じた収束動作を促進して更に弱い体でマッチングしてしまう。
逆説的に言えば、病を重くするには、気力を落とせば即効的に効果がありそうだ。自らが病を重くしてしまう。

病を治すにはやはり、強い意志が何よりの妙薬と思われる。

2021.4.29 記



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